ジョジョジョ・メモリーズ

ジョーカーズと戯れる紙のオタクの日記

ポケモンパワーは無限大〜近年のポケモンについて〜

どうもShinです。

 

今回は珍しく、というかブログで取り扱うのは初めてなポケモンの話題です。

僕がポケモンに出会ったのは今でもリメイクを望まれる程の名作ダイヤモンド・パール。サトシに憧れ、サトシになろうとしたあの頃から10年も経ってしまいました。

 

当時「ディアルガVSパルキアVSダークライ」の映画でダークライが怖いと大声で泣いていた僕も10年の時が流れ、「キミにきめた!」や「みんなの物語」で泣けるぐらいにはポケモンが大好きになっていました。

 

 

今回はそんなポケモンの近年のアニメについての感想を書いていこうと思います。

ちなみにここで本当に後悔しているんですが、「キミにきめた!」と 「みんなの物語」は映画館で見ておらず、「名探偵ピカチュウ」も見ていない為感想はテレビ視聴のみの感想になります。本来それならブログにするのは違うかもしれませんが、ツイートだけでは収まらない気がするので多めに見てください!

 

目次です。

1.キミにきめた!

2.みんなの物語

3.アニメサン・ムーン

4.終わりに

 

1.キミにきめた!

アニメサンムーンの映画がやらないと落胆し、原作1話のIFという謳い文句から「多分面白くないだろうな」という理由と単純にメインジャンルのデュエマが忙しく時間がなかった為、劇場での視聴を断念。

テレビ放送を見た時に劇場で見なかったことを本気で後悔しました。

 

今回の3つの作品は「サトシの描き方」で大きくふたつに分けられると思っています。

「挑戦者のサトシ」と「先導者となるサトシ」のふたつがあり、それぞれの作品でこの違いが大きな作品の要素となっています。

 

キミにきめた!は「挑戦者のサトシ」です。 

無印からBWまで一貫していた、溢れる想いとポケモンとの友情でどんな相手にも向かっていくサトシです。(XYはチャレンジャーでありながら先導者でもあったので除いています)

原作第1話はポケモンの英語教材の特典映像として付いてきた英語版での視聴と、恐らくポケモンサンデー系列の番組のいずれかでの再放送でしか見た事がないのですが、初めて見た時の感動は今でも覚えています。

この時からサトシという人物とピカチュウは歩み始め、ポケモンとの出会いと別れを経て成長していきます。

 

本作でメインテーマとして描かれているのは「強さ」でした。

クロスというキャラクターから、DPのシンジを連想した方も多いのではないでしょうか。

 

DP本編において、タケシの口から「シンジの考え方も一理ある」と語られるように「強さのみを求めてポケモンを選り好みし、弱いポケモンは捨てる」という育て方も、「ポケモンと寄り添い、ポケモンと共に歩む」というサトシの育て方にも優劣はない、という点が前提としてあります。

今作のサトシはクロスに勝てない事で、「リザードンじゃ勝てない」「そもそもピカチュウを選ばなければ」と、1度クロスの考えに飲み込まれてしまいます。

 

「まだ自分の軸が定まっていない無印サトシがシンジのようなトレーナーと出会ったらどうなるか」の答えとして完璧な反応でした。

 

DP本編においてはそれまでの4地方を旅した経験から、自分の考えに根拠があるので「それは違う」と明言できます。

ですが無印のサトシにその課題をぶつけた場合、1度は飲み込まれても最後には自分のスタイルでポケモンと向き合えるというのは100点満点の回答だと思っています。

 

劇中の「ポケモンのいない世界」はポケモンに触れた事のある人に確実に響くワンシーンですし、ラストの「何故ピカチュウがボールに入らないのか」という長年の疑問についても最高の形での答えが出ました。

でもどう頑張っても視聴者側は一緒にはいられないんだよな…

 

本当に劇場で見ておけば良かったと後悔しています。

 

 

2.みんなの物語

昨日のテレビ放送で一気にこれまでの感動が全て吹き出してきた為、全ての元凶です。

前半30分見逃して録画も失敗して絶望しました。世界は残酷。

 

本作のサトシは「先導者のサトシ」です。

これまでの経験とその性格から、出会った人とポケモンに強い影響を与え、それらを変えてしまう人物として描かれています。

 

メインキャラクターと訪れたフウラシティ全体が「嘘を着いて過去から逃げる」という状況の中でサトシが「ポケモンと一緒ならなんでもできる!」と全員の背中を押していく。

 

彼は「ブレス」の歌詞にあるようにポジティブな言葉でやたら背中を押すという姿勢ではなく、ひたすらに自分の姿勢と行動で周りの人を動かしていきます。

「やろうぜ!俺達で!」「リサならできる!」

ポケモンパワー」というものも、ポケモンよりも人がポケモンによって引き出される勇気や想いの力であるように感じました。

それを信じていたサトシが、周りの人を動かし、「本来のその人の力」を引き出していくというのは、アニメサンムーンよりも濃くサトシの役割として描かれていました。

 

メインキャラクターだけでなく街全体が、ひいては視聴者も含めて「みんなの物語」となっていて本当に感動しました。

 

皆が過去を乗り越えていく姿、嘘を本当に変えていく姿、そこに寄り添うサトシとルギア。

ポケモンがいたら本当になんでもできるのかも知れません。

 リサの「どうしてそんなに頑張れるのよ!」という言葉、ヒスイの助けられなかったブルーへの想いでは本当に涙が止まりませんでした。

 

3.アニメサン・ムーン

視聴に踏み切ったのはゲームでリーリエが出なくなったから。

ありえないことに前作XYは視聴を切っていました。(最強メガシンカⅡまでは見てた)理由としては親の「まだポケモンなんて見てるの?」に屈してしまったこと、時間がなかったこと等色々あるのですがとりあえずリーリエが出るということでロスの心を埋めようとしました。

今ではサンムーンロスに陥りそうです。

ここでのサトシは「先導者としてのサトシ」が強いですが「挑戦者のサトシ」でもあり、その姿がアローラの人やポケモンに影響を与えていきます。逆にサトシ自身もマナーロの教え等、アローラの教えを学んで成長していきます。

 

舞台であるポケモンスクールはその名の通り学校です。学校という物は一定年齢以上ならば誰もが経験した事のある存在であり、親近感の湧く存在です。

 

サトシ自身が夢に向かって進みまた彼のクラスメイトそれぞれに明確な夢があり、その姿に影響されてお互いが歩んでいく。

その姿をククイ博士やアローラの大人達が支えていく。

この姿が本当に最高です。

 

各キャラごとの感想

本来ツイートにしようと思っていたので薄めです、申し訳ない。

・リーリエ

ポケモンに触れない弱点をシロンとの出会いや伝説のポケモンを巻き込んだ大冒険を通して克服し、Zリングを付けてリーグに挑戦する。そんな彼女の姿は本当に見ていて応援したくなるまっすぐさでした。

 

・カキ

アローラが大好きな彼の姿からサトシも強い影響を受け、逆にサトシから彼も多くのことを学んでいきます。彼がいたからアローラでのサトシの軸がぶれないでいた気もします。個人的にはサトシのライバルとしてリーグもベスト4以内には残っていて欲しいです。

 

・マオ

アイナ食堂をアローラ1の食堂にしたい!とひたむきに頑張る彼女は本当に素敵なキャラクターです。母親とカプ・レヒレの能力で再開する回が彼女の全てを表していると思います。本気で泣きました。

 

スイレン

彼女はカイオーガと遭遇する回が一番印象的です。

誰かが「やろう!」と言ったことに皆すぐ賛成してくれる本当に良い子の多いポケモンスクールですが、そう言ったイベントの時に活躍している姿が等身大の「なんでもできる子」という感じで好きでした。

 

マーマネ

弱点も多く、参加するものの割と一歩引いたところにいた印象の強い彼ですが、クワガノンレースで必死に弱点を克服し全力でレースに臨む姿には勇気をもらいました。

 

グラジオ

サトシへの敵対度が低めだった彼ですが、UB騒動以降、ここまで対等なライバルとしてサトシを見ているライバルも珍しいのではないでしょうか。

というか本当にアローラは良い子しかいないですね…

 

・ハウ

ゲーム通りの朗らかな性格と、サトシとのライバル関係も本当に良いですよね…

リーグでの活躍に期待です!

 

ククイ博士

本当に最高のキャラクター、サンムーン最推しの一人です。

生徒たちへの姿勢が本当に最高で、自由な授業と生徒へのフォローが的確な所、自分の夢に生徒以上にまっすぐな所、そしてロイヤルマスクという仮初めの姿ではあるものの、優勝するサトシ達いずれかに真摯に向き合おうとするところが完璧すぎると思っています。

 

ムーランドニャヒート

ほのおタイプの宿命を背負っていたニャビー。彼は最も重い、大切な人(ポケモンですが)との別れを経験します。ムーランドニャビーの師弟関係が大好きです。大文字の特訓回はマオの再会回でもあったので本当に泣きっぱなしでした。ムーランドニャビーが別れる回はアニポケとしては初めて「死」という題材に向き合った回ですが、本当に「大切な人といつか別れなければならない」というテーマに対してニャビーとトレーナーであるサトシの姿が本当に印象的です。こんなにアニポケで泣くとは思っていませんでした。

 

ロトム

このキャラクターは本当にサンムーンを語る上で絶対外せないなということで追記しました。

彼の役割は“記録”です。

旅と違って、スクールでの日常は些細で印象にあまり残らない場面もあります。

ですが、そんなことであっても彼が「すっげーロト!」と写真にし、映像として記録し、いつまでも遺し続ける。

何気ない日常の一コマも、あとから見れば思い出になります。そんな瞬間を残さず記録してくれるロトムは本当に物語の上で最重要ポジションと言えます。

 

 

 

4.終わりに

ポケモンという作品において、サンムーンと映画二作は本当に印象的な作品でした。

まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、ツイートで発散しようと思います。

乱文駄文でしたがお付き合いいただきありがとうございました。

まだまだ知らないことも見足りない部分も多いので、じっくり見てまた書こうと思います。名探偵ピカチュウなんか見た日にはショックで動けなくなってそうですが。

実際話題にしなかったのは自分の”好き”という気持ちにうまく向き合えず、なかなかタイミングがなかったからなのですが、書いているうちに本当にポケモンが大好きということに気づけたので良かったと思っています。

 

記事の改善点、誤字・脱字の指摘等はTwitterまでお願いします!

@Jokers_Jojojo