ジョジョジョ・メモリーズ

ジョーカーズと戯れる紙のオタクの日記

「黙示録に記された日、ゲームが変怪する」DMEDH・カバレージその1〜僕らの全力EDH!Vol.6〜

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今回の「僕らの全力EDH」は特別企画!

Discordを用いたオンラインDMEDHの模様をお届けしようと思います!

大ボリュームの2試合から第1試合目、3色統率者同士による白熱の駆け引きに注目です!

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お久しぶりになってしまいました、どうもShinです。

ドラリンパックとクロニクルの猛者達がプールに名乗りを上げ、DMEDHの盛り上がりは止まるところを知りません。

今回はそんなDMEDHについてより深く知り、より広められる一助となれるようゲームの模様を記録したカバレージ記事となっています。

協力していただいた分、ボリュームも普段の倍以上に仕上がっていますが、是非是非最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

1.第一試合・序盤〜アグロなら手を叩こう〜

今回のカバレージ作成に強力してくれたのは総勢5名。

第1試合ではTerry、ベータ、新田、ボム兵(順不動・敬称略)の4名でゲームが繰り広げられた。

それぞれの統率者から見ていこう。

Terryが繰り出した統率者は《罪神イザナ》×《罰神オルフェ》の白青黒ゴッド統率者。《崇高神ケミカル》×《極上神プロテイジー》ではヘイトが心配と、早くも平和的な姿勢を見せる。

 ベータの統率者は《希望の守り手シウバ》《天災デドダム》《偽りの名スネーク》と言った凶悪な統率禁止・禁止クリーチャーを要する青黒緑にしてみれば比較的に穏やかな統率者である。しかしカラーリングとしてはこちらも強力だ。

新田の統率者は《飛翔の守護者ディス・アル・マーズ》。白青緑では《剛勇王機フルメタル・レモン》の方が使用率は高く見受けるが、こちらにも何か隠し種があると言った表情だ。

 ボム兵の統率者は《希望の守り手クラップ》。白赤青で即時統率ドローが狙える1枚だ。唯一の赤色を持つ統率を有するプレイヤーであり、積極的に攻撃する彼がこのゲームの進行を担う形となった。

 

 

ダイスロールで先行を決め、ターン順はボム兵→Terry→ベータ→新田となった。

ベータが「今日は祭りだから引いて良いですよ!」と《零龍》で他の全員に1ドローを与えて試合開始。

2ターン目まで他のプレイヤーがマナチャージのみで返す中、進行役となったボム兵《異端流しオニカマス》を召喚。続くターンで統率者である《クラップ》を放置し、《プラチナ・ワルスラS》に進化させ、挨拶がわりにベータのシールドをWブレイク。

続くプレイヤーも順当に滑り出す。

Terryは《ロジック・キューブ》から《水晶の記憶ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》を回収。ベータは《お清めシャラップ》でブーストのみ、新田は《神秘の宝箱》《九極の精霊マウリエル》をセットし、「九極」デッキのそぶりを見せる。

続く4ターン目もボム兵の猛攻は止まらない。《ワルスラ》でTerryのシールドのブレイクを確認すると、キリフダッシュを宣言。《カダブランプー》で《ワルスラ》をアンタップすると新田のシールドにも襲いかかる。

ボム兵の独走に待ったをかけたのはTerryだ。《イグゾースト・Ⅱ・フォー》で《ロジック・キューブ》を再利用し、ボム兵の《ワルスラ》を行動不能にしつつ《秩序の意志》を構える。ベータは《龍罠エスカルデン》でブーストのみを行い水面下での準備を進める。新田は《ブレイン・チャージャー》を唱え、「オニカマス!」と祈りながらドローするも虚しくターンを返す。

《ワルスラ》を封じられたボム兵《超次元ボルシャック・ホール》を唱え、《イグゾースト》を処理。《勝利のガイアール・カイザー》を出し、《覇王る侵略ドレッドゾーン》に侵略して新田のシールドを攻撃。《カタブランプー》でベータにも攻撃し、止まらない勢いを見せる。

 ボム兵の勢いを今度こそ止めようとTerryは《六奇怪の四〜土を割る逆瀧〜》を発動。

続くベータが《法と契約の精神》から先ほど呪文として使用した《闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー》を蘇生。《零龍》の復活の儀で自身の山札から《超次元フェアリー・ホール》《超次元リバイヴ・ホール》の2種を墓地に送る。ベータは無駄なく《五郎丸コミュニケーション》《バイナラドンデン》を加えると、《ステゴロ》で《ワルスラ》ににマッハファイト。

ボム兵《光牙忍ハヤブサマル》でブロックするが、ベータは《ステゴロ》の効果で《龍素記号srスペルサイクリカ》を回収し準備を整える。《エスカルデン》で《カタブランプー》を仕留めてターンを返す。

続く新田のターンは《飛散する斧プロメテウス》《九極革命デュエゼウス》を回収するのみに止まった。

2人がかりで止められたボム兵は《ワルスラ》で得た手札を無駄なく使い、《タイム1ドレミ》《DROROOON・バックラスター》を召喚。《シェイク・シャーク》をGR召喚し、ベータの《エスカルデン》を討ち取る。《ワルスラ》でTerryに《逆瀧》のお返しにWブレイクを叩き込むとターンを返す。

トリガーこそなかったものの、Terryの手札にはDMEDHではお馴染みのあのカードが握られていた。

Terryが高らかに使用を宣言すると、ここからゲームの雰囲気は一変する。

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2.第一試合・中盤 〜天門が開く〜

盤面がリセットされたので、改めて状況を確認する。

ボム兵は7枚のシールドを残し、マナは6マナ。《ワルスラ》で得た手札で他のプレイヤーを引き離す勢いだ。

Terryは果敢にボム兵の猛攻を食い止め、シールドは3枚。マナ数はボム兵と変わらないが、《ロジック・スパーク》で加えた2枚のハンドをどう活かすかと言った展開に。

ベータはシールド4枚。9マナと他のプレイヤーに差をつけつつ、墓地にも《エスカルデン》や《リバイヴ・ホール》などが控え、手札には《バイナラドンデン》をキープ。復活の儀も達成し現状最もリソースのあるプレイヤーだ。

コスト9主軸の大型踏み倒しをコンセプトとするであろう新田はシールドが3枚と一番少なく、現在8マナ。着実にマナを伸ばしているものの、まだ具体的な動きを見せてはいない。

 

6ターン目に早くも終盤の様相を呈してきたこの試合で、満を持してベータが動き始める。《サイクリカ》で墓地の《フェアリー・ホール》を唱えると、《大地のリュウセイ・ガイア》に繋ぎ、2ブースト1回収で《裏斬隠蒼頭龍バジリスク》を回収。新田はチャージから《オヴ・シディアDG》を召喚。自身の延命を図る。

 

7ターン目のボム兵のターン。開始時に新田の《DG》効果でトリガーしたのは《ホーガン・ブラスター》《星門の精霊アケルナル/スターゲイズ・ゲート》が捲れ、《スターゲイズ・ゲート》として使用。《五極ギャツビー》を出し、更なるシールドの回復を果たした。しかしボム兵《超次元ガロウズ・ホール》を発動。自分のターンに好き勝手した《DG》を容赦無くをバウンスし、《勝利のガイアール・カイザー》から今度は《轟く侵略レッドゾーン》に侵略。《ギャツビー》を蹴散らして新田にT・ブレイクを決める。新田はセットしていた《終末の時計ザ・クロック》《閃光の守護者ホーリー》を発動して凌ぐ。

次のターン、Terryは新田の盤面の《クロック》を見逃さない。《リアルとデスの大逆転》で破壊すると、《ギャツビー》を蘇生。《コマンダー・ラッキーロトファイブ》を繰り出し、新田の山札から《「創生」の頂 セーブ・ザ・デイト》を引き摺り出すと、ターンを返す。

ベータは悠然と《龍装艦チェンジザ》を召喚。《ドンドン水撒くナウ》で《デドダム》を回収すると、Terryの《ロトファイブ》をバウンス。《デドダム》を出し、着実にリソース差を広げていく。

ここまで目立った動きのなかった新田は《ヘブンズ・ゲート》を唱える。《闘門の精霊ウェルキウス》《天門の精霊ヘブンズ》が場に現れ、その効果で現れたのは《QQQKKYOKU・マウンテス》《閃光の神官ヴェルベット》。《セーブ》の効果で手札を整えると、新田はここぞとばかりに《ダイヤモンド・ソード》を放つ。《マウンテス》でボム兵を攻撃時、マジボンバー9かで手札から 《太陽の使い琉瑠》を場に。耐性を得てますます盤石な状況となった新田は攻めの手を緩めず、《マウンテス》のブレイクが通った後も《ヴェルベット》《ウェルキウス》で更にボム兵に攻撃。トリガーはなく、ここまで無傷だったボム兵の盾を1枚まで減らす。

破壊耐性と《ヴェルベット》によるブロッカー持ちシノビを封じた状態で、新田は《セーブ》でベータに追撃を決める。しかしベータのシールドからは《父なる大地》がトリガー。打点を見つつ、《琉瑠》を放置して《ギャツビー》をマナの《無頼聖者スカイソード》と入れ替える。

《ヘブンズ》でTerryを攻撃するとTerryは序盤から抱えていた《秩序の意志》をS・バックし、《琉瑠》を封印。

続く8ターン目のボム兵のターン、《黙示賢者ソルハバキ》から回収され、唱えられたこのカードによって、またしても盤面が一掃される。

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3.第一試合・終盤〜山を狩る物の怪に御用心〜

8ターンの内に《アポカリプス・デイ》による2度の破壊を経て各プレイヤーのリソース差がより露わになる。

ボム兵とTerryのマナは変わらず8枚、両者共にシールドは1枚。Terryは墓地利用手段が豊富であり、長期戦になるほどそれまでの準備が活きてくる。

新田は4枚のシールドと場に封印された《琉瑠》を残すのみでマナは9枚。

ベータは2枚のシールド、破壊と復活の儀を満たした《零龍》、マナ13枚を擁し、これまでの同行を見ても潤沢な墓地や手札からゲームを組み立てていくことが予想される。

 

Terryは最序盤に回収していた《クリスタル・メモリー》を唱える。《セイレーン・コンチェルト》でマナの《ブツブッツ・レイン》を回収すると、そのまま唱え、《メモリー》を回収する

ベータは復活の儀で回収した《リバイブ・ホール》を唱える。《ルソー・モンテス》を回収しつつ、《時空の脅威スヴァ》を出す。《法と契約の精神》の面を唱えると、《チェンジザ》を蘇生。効果でドローの後、《フェアリー・ホール》からまたしても《リュウセイ・ガイア》を呼び出す。マナから《超次元バイス・ホール》を回収すると、そのままTerryを対象にピーピング呪文ハンデスを仕掛ける。

Terryの手札が《ハヤブサマル》、《ドラグ変怪》、《水撒くナウ》でバウンスされてからキープし続けた《ロトファイブ》、《ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》、《転生プログラム》《緊急再誕》であることを確認したベータは、《転生プログラム》と《ドラグ変怪》を警戒しつつ《クリスタル・メモリー》を選択。《時空の支配者ディアボロスZ》を出してターンを返す。

天門で展開した軍勢を失った新田は《一族ミア・ダママ》を召喚。《ハヤブサマル》を回収し防御の姿勢を取る。

 

9ターン目、2度の《アポカリプス・デイ》を潜り抜けたボム兵は攻撃あるのみと《Dの博才サイバー・ダイスベガス》を展開。《GOOOSOKU・ザボンバ》を召喚し、トップ操作を挟みつつ新田に攻撃。《ダイスベガス》で引くことを見越してか操作したカードには触れず、手札からの展開もなく《ザボンバ》は単身新田のシールドに突撃する。

新田のシールドからは《ドレミ団の光魂Go!》が発動。《緊急再誕》で《ミア・ダママ》を破壊し呼び出したのは《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》

《超九極チュートピア》《超次元マザー・ホール》の合計15コスト分のカード除去がボム兵に飛んだ。

Terryは先ほど警戒されていた《ドラグ変怪》を召喚。《転生プログラム》を《ディアボロスZ》に当て、《ドラグ変怪》の効果で山札から5枚を削る。

ここまで盤面に適度に触れるばかりであったTerryの本当の目的は、《ドラグ変怪》と《転生プログラム》や《ロトファイブ》による強制踏み倒しを軸にした山札破壊だったのだ。

ベータの山札からは《プロメテウス》が捲れる。《プロメテウス》で《母なる紋章》を回収すると、Terryはベータに対して《ロトファイブ》で追撃を図る。しかし捲れたのは《威牙の幻ハンゾウ》。ベータは迷わずに《ドラグ変怪》を破壊する。山札が削りきれなかったことで、Terryは同じく黒を含み墓地回収のできるベータの展開を助ける形となってしまった。

そんなベータは《龍素知新》からターンを進める。墓地の《お清めシャラップ》で余計なカードを取り除き、《転生プログラム》、《父なる大地》、《五郎丸コミュニケーション》を残して自身の山札を回復した。続いて《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》を出すとマナから《Waveウェイブ》を回収。《母なる紋章》を唱え、先ほど引き摺り出された《ハンゾウ》を利用して自身も《ドラグ変怪》をマナから場に出す。《ウェイブ》を召喚し、墓地から《転生プログラム》を発動。Terryの山札からは《クイーン・アマテラス》が現れる。

 ベータの《ドラグ変怪》はその踏み倒しに反応し容赦無くTerryの山札を破壊するが、Terryも負けじと《アマテラス》で《地獄門デス・ゲート》を唱える。ベータの場の《リュウセイ・ガイア》を仕留めると、序盤に破壊された《イグゾースト》を呼び戻す。山札破壊を利用し増えた墓地から《失われし禁術の復元》、《リアルとデスの大逆転》と繋ぎ、新田の《ジョラゴンJoe》を破壊して《クロック》を引き摺り出す。《ドラグ変怪》の山札破壊を《クロック》の強制終了で躱し、新田にターンを回す。

新田は《偽りの王ナンバーナイン》を召喚。ずっと封印されていた《琉瑠》の封印を外すと、《クロック》でベータに攻撃する。《琉瑠》の効果で《ナンバーナイン》をタップしドローすると、長い9ターン目が終わる。

 

4.第一試合・結〜山札を制すのは誰〜

ボム兵の10ターン目。ベータの盤石の布陣を切り崩すべく、《ア・ストラ・ゼーレ》を場に出す。GR召喚で現れたのは《パス・オクタン》だったが7000以下のクリーチャーのいないベータの盤面をガラ空きにするには十分だ。

《ドラグ変怪》の墓地破壊を挟むも、ボム兵はまだまだ止まらない。ようやく《希望の守り手クラップ》を統率召喚し、Terryの最後のシールドをブレイクしながら統率ドローを決める。Terryのシールドからは《ダイスベガス》がトリガー。しかし《ナンバーナイン》がいる為あまり有効打にはなり得ない。

Terryも《イザナ》×《オルフェ》をようやく統率召喚。リンク時効果をあらかじめ持つゴッド統率者の特性を生かし、自身の永続パワーマイナスとバウンス効果で《クロック》を退ける。《イザナ》×《オルフェ》のシールドブレイクは受けた新田であったが、続く《イグゾースト》の攻撃は《琉瑠》、《アマテラス》の攻撃も《ハヤブサマル》のニンジャ・ストライクからのブロックで凌ぐ。

整えていた盤面を失ったベータ。少し考えるとTerryの《ダイスベガス》を自身の《ダイスベガス》に張り替える。最初のターンにチャージしていた《虹速ザ・ヴェルデ》をマナから出すと、《卍月ガ・リュザーク卍》を召喚。「《ナンバーナイン》がなければ《卍・獄・殺》で使えていた」と苦い顔をしつつ、《ヴェルデ》でその《ナンバーナイン》にマッハファイト。《SSS級天災 デッドダムド》に侵略し、《琉瑠》をマナに送って2体ともを確実に仕留める。

これに対し新田は防戦一方といった様子で《トライガード・チャージャー》でのシールドセットのみでターンを返す。

 

11ターン目、《ガ・リュザーク》でマナを縛られるもボム兵は怯まず《音奏ハイオリーダ》を召喚。GRからは《グッドルッキン・ブラボー》も現れ、シールドも2枚になり巻き返しを図る。《パス・オクタン》+《ア・ストラ・ゼーレ》を《音精ラフルル》に革命チェンジし、ベータのシールドに攻め込むも、ニンジャストライクで出た《バジリスク》に阻まれる。

Terryは数少ないマナで《Dの牢閣メメント守神宮》を展開、ベータの《ダイスベガス》を剥がし、D2フィールドの主導権を奪い返してターンを返す。

一方のベータは《チェンジザ》から《フェアリー・ホール》、《リュウセイ・ガイア》と繋ぐこの試合定番の流れから動き始める。今回は《ディメンジョン・ゲート》を回収し、《ドラグ変怪》を再び召喚。《サイクリカ》を召喚すると《紋章》を再利用し、《サイバー・K・ウォズレック》を出す。

Terryが一番山札が多いことを確認すると、ここまで温めておいた《父なる大地》と《転生プログラム》を起動。《パス・オクタン》+《ア・ストラ・ゼーレ》に放った《転生プログラム》は《絶対の畏れ防鎧》を捲り、《父なる大地》で《ハイオリーダ》を場とマナで往復させる。序盤から果敢に攻め続けて残り少なくなっていたボム兵の山札は、盾追加と2度の踏み倒しに反応した5枚の墓地送りに耐え切れなかった。

ボム兵の脱落を確認したベータは更に《自撮の超人》を召喚し、守りとクリーチャーの再利用を狙えるように整える。《ガ・リュザーク》で新田にWブレイクを試みるも、新田は《斬隠オロチ》をニンジャ・ストライク。《ガ・リュザーク》を対象に除去効果を当て、代わりに出てきたのは《黒豆だんしゃく》。意図せずcip効果を封じる事ができるようになったベータは、デッドダムドでTerryに攻撃。Terryはこれを《アマテラス》でブロックする。

新田は全身全霊を込めて《フェアリー・トラップ》を唱える。しかし捲れたのは《防鎧》。かろうじてベータの《ドラグ変怪》のみを退かすことに成功したが、プレヤー全員から困惑の声が上がる。

 

Terryのターン。《魔龍バベルギヌス》を召喚し、自壊して《煌メク聖壁灰瞳》を蘇らせ盾を5枚まで取り戻す。《黒豆》の効果で《灰瞳》はマナに沈むが、《全員集合!アクア・三兄弟》を召喚し踏み倒しを牽制する。

ベータはTerryの《メメント守神宮》のDスイッチで揃えた打点を失うも、《プロメテウス》を召喚。《イザナ》×《オルフェ》と《自撮》の効果により擬似的なチャージャーとなった《プロメテウス》で回収したのは《ドマンモ龍樹》

マナから《サイクリカ》を出すと、お馴染み《フェアリー・ホール》で《勝利のガイアール・カイザー》を呼び出す。

この時Terryの手札は《ハヤブサマル》と《英知と追撃の宝剣》の2枚。きっちり《ドマンモ》効果でハンデスし、手札が0になったことを確認すると手札の儀を発動。GRからは《全能ゼンノー》まで見え、《ドマンモ》で新田の《マザー・ホール》を落とし、ますます盤石な体制を整える。

Terryの《アクア・三兄弟》によって《ガイアール・カイザー》のみが場を離れるが、動じずにベータは《ディメンジョン・ゲート》で《バジリスク》を構えターンを返す。

新田は先の《防鎧》をドローすると、《フェアリー・シャワー》を唱え、《黒豆だんしゃく》の召喚のみを行いターンを返す。万策尽きたといった雰囲気だ。

Terryもまた為す術なく、新田に《イザナ》×《オルフェ》で渾身のWブレイク。新田のシールドからは《トライガード》でセットしていた《クロック》と《反撃のサイレント・スパーク》がトリガーし、《サイレント・スパーク》でドローをして《クロック》でターンはベータに移る。

ベータは最後の最後まで油断せず、《ベル・ヘル・デ・スカル》からマナの《ドラグ変怪》を回収し召喚。《クリスタル・メモリー》で《父なる大地》を回収するとTerryの《アクア・三兄弟》を踏み台に《灰瞳》を出し、山札を削る。《超次元ミカド・ホール》から山札破壊の代名詞、《ヴォルグ・サンダー》を出すと《ヴォルグ》は2枚のTerryの山札を喰らい尽くした。

残る1人の新田にベータは《チェンジザ》で攻撃。《母なる紋章》で《デッドダムド》を戻し、最後は《バベルギヌス》で《黒豆》を出し直す。

《ドラグ変怪》が容赦無く新田の山を狩り取り、ベータの攻撃が通る前にゲームが決した。

 

勝者:ベータ

 

5.試合を振り返って

いかがだったでしょうか。

初挑戦のカバレージだったので至らない点も多いかと思いますが、楽しんでいただけていたら幸いです。

・Special thanks&デッキ紹介

 

ベータさん(Twitter:@wa2saekano)

・関東最大規模の交流会「埼玉DMEDH交流会」運営メンバー。

今回は2試合とも参加していただきました。ありがとうございます!

 

今回の使用デッキ:《希望の守り手シウバ》統率 《ドラグ変怪》山札破壊コントロール

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Terryさん(Twitter:@k0_Terry199803)

今回ご協力頂いたDiscordサーバー「DMEDHをする人たち」(discordapp.com/invite/Ms3ZTyq)の管理人。

企画に関してお話ししたところ快く引き受けてくださったほか、第一試合には参加もしていただきました。ありがとうございます!

今回の使用デッキ:《罪神イザナ》×《罰神オルフェ》ゴッド統率ドロマーヘイトコントロール(空き枠はゴッド統率者)

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 新田さん(Twitter:@ITKnittaarata)

 今回初対面にも関わらず快く参加してくださったサーバー「DMEDHをする人たち」のメンバー。

2試合ともご参加いただき、対戦中明るく陽気に盛り上げる様子が印象的でした。

 今回の使用デッキ:《飛翔の守護者ディス・アル・マーズ》統率九極天門

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 ボム兵さん(@Twitter:Bomuhei0818)

サークル「週末の統率者」新刊にて表紙の《超聖龍シデン・ギャラクシー》のイラストを担当。2試合ともに参加いただきました。

 今回の使用デッキ:《希望の守り手クラップ》統率ビートダウン

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 ・対戦総括

やはり今回の試合での注目はコントロール軸のデッキ2つによる《ドラグ変怪》での山札破壊にあるでしょうか。「手札以外の場所」という広範囲の踏み倒しに反応し、《転生プログラム》と《コマンダー・ラッキーロトファイブ》等で相手のクリーチャーを引き摺り出すことで能動的に山札を削ることができます。

 序盤のキリフダッシュによる猛攻、 試合中何度も見た《フェアリー・ホール》→《リュウセイ・ガイア》の動きも半年以内に変化したDMEDHの光景ですね。

キリフダッシュはマナを余らせることなく走り抜けることができ、ビートダウンデッキでは期待の新能力。事前評価の段階ではマナに大幅に干渉するバズレンダやフシギバースに注目していましたが、負けず劣らずターン中の行動を増やせるカードという点で要警戒ですね。

《大地のリュウセイ・ガイア》はマナ回収やサーチを多用するEDHにおいて、新規《リュウセイ》の中でも特に運用しやすいモードであると感じました。《フェアリー・ホール》が《プロメテウス》の2枚目とも言える挙動をする場面が多く、今後も注目が必要な1枚です。

序盤のビート、天門からの猛攻をコントロール2山がからめ取って勝つ「静のDMEDH」をお届けした第一試合ですが、2試合目は一転して「動のDMEDH」を記録することができたので、第二弾も近くお届けできればと思っています!

それでは次回のDMEDHカバレージ・その2でお会いしましょう!

記事に関して何かありましたらTwitterまでお願いします。

@Jokers_Jojojo