ジョジョジョ・メモリーズ

ジョーカーズと戯れる紙のオタクの日記

夏休み自由研究〜ジョーカーズの世界〜

どうもShinです。お久しぶりになってしまいました。

 

EDH交流会やCSの記事を一つはアップしようと考えていたのですが、テンションが上がって忘れたり事故があったりとで記録に残ってなかったり記憶から飛んでいて書けなかったのが真相です。楽しみにしていた皆様には申し訳ありません。

 

さて今回はジョーカーズの「世界」について。

自分なりの妄想や解釈をまとめておこうと思います。

ちまちま言ってはいたんですが自分の中で整理がついておらず、アニメや原作、他の方の考察など色々見た結果、彼らの世界を知ることができました。

 

妄想多めですが前回のキャラ妄想まとめみたいな暴走記事ではないつもりでいます。

 

目次

1.切札ジョーの世界

2.世界の英雄(ヒーロー)達

3.終わりに

 

1.切札ジョーの世界

絵というものは、全くの想像で描かれる場合、実際に見たものを描く場合の2種類とがあります。実際に見たものであっても多少の想像が付け加えられるものでもあります。

従来の「クリーチャー」はそこに存在するものの、地球上の生物とは違う進歩を遂げて来た生命として扱われることが多いです。エピソードシリーズや革命ファイナルでは例外として「異邦人」や「他所から来た存在」としてクリーチャーと接触したり、地球の生き物のようなクリーチャーもいましたが、彼らも全て「クリーチャー」として人間と共に戦いながらも最後は別の道を歩んでいきました。

ジョーカーズはミラーボールに応援団、頑固親父に新幹線と「日常的」であるといえます。(原作単行本巻末からこれは意図してそう描かれているようです。)

ジョーが実際に見た物を参考に、そこに彼の中の世界をプラスして生み出された絵、それがジョーカーズであるといえます。

 

 

最初期の無色ジョーカーズには特に「個人的な欲望や見栄を満たす」のための傾向が強いです。

「急いでいる時、遅刻しそうな時に何処までも真っ直ぐ走ってくれる新幹線」

「テスト前に勉強を教えてくれる椅子」

などなど。

そして無色ジョーカーズに共通して言えるのは「ジョーのイマジナリーフレンドであり、一番見えている世界としては狭い頃に生まれた」点です。これはVSRF終盤に登場したjoeシリーズ(ヤッタレマン、バイナラドア、タイム・ストップン)にも強く現れています。

まだジョーが1人である時、シャチョー、プリ人、ハンターのような「いじってくるけどそこまで親密じゃない」と言った人間関係が構成されている時期に生まれたジョーカーズは、ジョー中心でありジョーだけを見ています。

ここからボルツとの激闘の末に彼の世界を知っていき、彼のパレットに新たな色が追加されていきます。

 

 

火文明のジョーカーズはJ・O・E持ちに多い専門職(画家、音楽家パイロット、大工、床屋、カメラマンなど)に就いて世界を支える他、ワイルド・シールド・クライマックスやムシ無視のんのんのように実際に助けてくれる固有名詞由来のクリーチャーもいます。ラーメン以外の食べ物、特に「みんなで食べられる」宴会料理が多いですね。

デュエルウォーリアとの真のデュエルを何度も経験し、ボルツと激戦の末にわかりあい、ダチの為に戦う彼や様々な事情を抱えるデュエルウォーリアから影響を受けて「誰かのために戦う事や誰かの世界を初めて見た」からといえます。

余談ですが、ボルツとの決戦後にバーバー「パパ」が生まれたり、ボルツが勝太の部屋着に似た服を着てお泊まりしたりと、ボルツには何か感じるところがあるのかもしれません。

 

自然文明で冒険するジョーを支えるのは「虫除けスプレー」「蚊取り線香」など。

最初は拒否していることがわかりますが、カブト鬼に勝った後に生まれたのがより遠くを見る「望遠鏡」であるのも印象深いです。決して日常生活の多い双極編ではないのですが、だからこそ「上履き」「体育着」「ホチキス」「テレビ」「接着剤」などから「イカダ」「温泉」「テント」「虫取り網」など冒険、非日常にチェンジしていく様子が非常に面白いですね。

 

学校や遊びに明け暮れる今までの日常が、クリーチャー世界での「非日常」に変化してしまったももちゃんという存在も大きな影響を与えていそうです。

 

水文明のマスター候補、キャップからGR召喚を教わってできたメカジョーカーズ達。彼らを呼び出すのは「ガチャガチャのカプセル」「サッカースタジアム」「洗濯機」など箱型のジョーカーズです。

単なる箱や入れ物ではなく、「湯呑み」や「ソースポット」など「中身を取り出して使うもの」であるという特徴があります。箱の中、つまりジョーの世界を飛び出して、天を超えていきます。

 

ギャップという「自己存在」という箱から出ることができていない人物にどう影響していくのか、今後の展開が楽しみですね。

実態を持たないオーラに対し、不定形な液体を使いながら竜巻を起こし、どういう世界を見せてくれるのか、というところが水ジョーカーズに期待することです。

 

2.世界の英雄(ヒーロー)達

・ジョニーという存在 

ジョニーは、ジョーが幼少期から憧れる西部劇の主人公「風のガンマン」を元に生み出されました。生み出された理由としては「キラに勝つため」ですが、キラのことも彼はヒーローとして捉えている描写が多くあります。しかしジョーの中でのキラのイメージが大きく揺らぐ時がきます。

それが、自分の絵を持ち出し煌龍 サッヴァークを生み出していたと知った時です。自分の理想のヒーローであったキラが自分の目の前で自分の生み出したドラゴンを使って裁きを下していました。その時に怒りの感情が生まれるものの、うまく表現できないでいるジョーを激励したのは、叔父と父親と生み出した富士山ッスルです。

父と叔父もまたジョーのヒーローであり、ドラゴンを強く欲しがっていたジョーにそんな彼らから託されたカードによってジョーはキラとの決戦を決意します。

 

その為にひっそりと生み出されてきたロボット系ジョーカーズを結集し、さらにはスタートデッキではジョニーの代わりであったダンガンオーもようやく合流しサンダイオーとなります。

3台のロボットで構成される英雄と3代の主人公で生み出された英雄を同時に打ち出すジョニー、という構図が成り立ちます。

 

そして戦いが終わりジョラゴンが生み出された後、ジョニーは最大の壁として立ちはだかります。

 

ジョニーはこれまで絶対的な切り札であり、孤高のガンマンとして戦い続けてきました。英雄は絶対でなければなりません。その遠く大きい背中にようやく、分身とも言えるドラゴンを手にしたジョーが追いつくのというのは今見返しても感動的です。

これらのことから、1期後半は「小さな世界しか見えていなかった少年が、広い世界を見た上でその世界の英雄を超えていく」物語であるといえます。

 

・ジョラゴンは英雄になった

双極編以降に活躍するジョラゴンの力は自由であり強力ではあるのですが、絶対的な英雄というわけではありません。一緒に暮らし、一緒に冒険する「兄弟」や「家族」あるいは「分身」のような存在です。

つまりジョラゴンを強くすることはつまりジョー自身が強くなっていくという事です。

そうして生み出されたカードで象徴的なのがワイルド・シールド・クライマックスです。最初はジョラゴンを守る為に生み出されたのですが、ジョラゴンだけでなくジョー自身も守っていきます。ジョニーがOPで手入れしていたガンバGはジョーの銃として使われています。

 

ジョラゴンが加入した当初に生まれたガンバトラーや、ジョラゴンがいない彼のデッキはドンジャングルが守っていたり、VR世界では勇者の仲間としてザンジェットと合体した銃斬首領SEVENが生み出されていきます。 これらに共通する事はジョラゴンの弾にもなる、という点です。 ジョラゴンの仲間であり、ジョーの仲間である彼らはサンダイオーのように1人だけの英雄ではないのです。

 

そんなジョラゴンとともにジョニーと再会したジョー。

自らの因縁を追いかける為にまずジョニーは「俺の問題だ」と突き放します。

しかし既に英雄の背中に追いつき、肩を並べるようになったジョーは仲間とともに闇の工場を突破します。そんなジョーに、ジョニーは「強くなったな」と言葉をかけます。ジョーとジョラゴンはこの瞬間「英雄」となったのです。

 

ミノガミの暴走によって自然文明は危機に瀕します。

この時ジョニーとジョラゴン2人の英雄は、滅亡を食い止めるべく奮闘します。

そうして自然文明という「世界」を救ったジョー。ここまでくると彼の見ている世界はジョー1人の世界ではないのです。

 

・英雄となったジョー

こうして英雄となったジョーに、水文明のキャップは文明を救うという期待の元GRゾーンについて指南します。

ジョラゴンもメカに進化し宇宙に1つ輝く星、The ジョラゴンマスターへと進化します。

ジョーは「彼の世界」という天井を超えて、仲間とともに世界を救う戦いに突入していきます。

 

ゼーロという闇そのものである存在や、世界をデータ化し「天国」にしようとするギャップというまた違った英雄とのぶつかり合いが彼にどんな世界を見せるのでしょうか。

そして、キラという英雄に追いつく日が来た時、彼は何を見るのでしょうか?

 

3.終わりに

今のデュエル・マスターズのストーリーはいわば巨大なキャンパスが広がっている状態であり、ジョーカーズはそこにジョーが描く絵であるといえます。

彼が見たものが彼のパレットに乗っていき、彼が混ぜたり薄めたりする事で彼の色になっていきます。デュエル・マスターズの世界的には後3色乗せることができる色が残っています。これから彼がどういう色を得ていくのか、そして彼が目指さなければならない文明を統べる「デュエルマスター」という英雄になるまでに彼が見る世界はどんなものか興味は尽きません。

 

初めてのストーリー関連考察記事だったのですが、いかがだったでしょうか。公式に準拠しており、設定もろもろを総ざらいして書いてみましたがあくまで、妄想や非公式の考察、解説に過ぎないものであることをご容赦ください…

 

それでは次回の記事でお会いしましょう。

 

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@Jokers_Jojojo